2017年9月17日訪城。
9月の3連休はちょうど台風が直撃した為、行き当たりばったりで雨雲から逃げながら北関東と南東北を巡っていたが、中日の17日は山形県に入り山形城へと向かった。
もう何度も来ている山形城だが、ちょうど9月に「屏風折れ土塀」の跡が見つかったとのニュースが流れていたので、3連休のどこかで立ち寄りたいと考えての今回の訪城となった。なお、ちょうどこの日は河原の方で芋煮祭りをやっているらしく、街中と公園は普段よりも人がまばらだった。
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発掘エリア |
冷静に考えれば当然のことであるが、「屏風折れ土塀」の跡が見つかった二の丸北東部は発掘調査中で立ち入り禁止であり、肉眼でその跡を見ることは叶わなかった。
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二の丸北部の土塁上 |
せっかくなので発掘調査エリアの外側の土塁上を散策したが、二の丸北部の画像の箇所にそれらしき屏風折れの痕跡を見つけることが出来たが、正直なところ掘ってみないと確証は得られないレベルで埋もれている。
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二の丸南部の土塁上の塀の礎石 |
二の丸をぐるりと回ってみたが、基本的に北東部分以外は画像のように土塀の礎石は直線になっている。
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二の丸南部の土塁上崩落個所 |
さすがに年月がかなり経っているため、画像の箇所のように礎石ごと土塁が外側に崩落して失われている箇所もあった。
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巽櫓付近の土塀の礎石 |
散策可能な箇所の土塀礎石跡で面白いのが二の丸南東部の巽櫓跡で、画像は少しわかりづらいが、櫓に連結する土塀と、櫓の外側にある土塀の二種類の礎石が見られる。外側が古い土塀で、櫓に連結する方は後から造られた土塀とのこと。