2016年7月25日月曜日

名胡桃城 (群馬県みなかみ町)

名胡桃城址碑
昨日の日曜日に名胡桃城址に行ってきた。大河ドラマの影響か、写真を撮ろうとすると人が映り込むほど多くの観光客が訪れていた。城址はよく整備されており、建物は無いが、櫓台や食い違い虎口、土塁に堀切、平面復元等がなかなか良かった。

歴史的には室町時代に沼田氏が築いたとされるが、1579年に沼田城攻略のために真田昌幸が築いたともされる。最も有名な出来事は、1589年に北条氏家臣の猪俣邦憲が秀吉の約定を破って名胡桃城を占領したことで、これが小田原征伐のきっかけになった。


三の丸跡(旧丸馬出跡)
個人的に面白いなと思ったのが三の丸跡で、実はここには元々丸馬出があった(画像の灰色の舗装がその跡の平面表示)。沼田城を秀吉の裁定で引き渡した後に、真田氏がここを新たなこの地域の中心にするために急遽城を拡張した痕跡だと考えるとなかなか興味深い。