2016年11月3日木曜日

米沢城三の丸土塁 (山形県米沢市)

2016年10月29日訪城。

米沢城についてはもう何度も訪れているため、今回は「伝国の杜」の伊達氏の展示と館山城の展示が目当てで米沢を訪れたが、整備されたことに気づかなかった遺構があったことを現地で知ったため急遽、「西條天満公園」を訪れた。

西條天満公園は西條氏の屋敷跡と米沢城三の丸土塁跡を整備して出来た公園で、2013年に完成したという。2009年にここは訪れていたが、その時はまだ民家が建っていた。


西條天満公園
以前訪れた時は確か民家があって、脇から奥の土塁に小道が付いていたはずだが、いつの間にか綺麗な公園になっていた。


三の丸土塁と西條天満宮
土塁そのものは以前と同じで西條天満宮が上に鎮座していたが、ちょうど時期が良かったみたいで紅葉が綺麗だった。なお、天満宮は実は別の神社に合祀されているため、ここにあるのはかつて神社だった建物だけである。


外側から見た土塁と復元水堀
今回驚いたのは水堀が復元されていたことで、これにより実に城跡の遺構らしい見た目になっていた。

武者道
西條公園に併せて地味に整備されていたのが武者道と呼ばれる三の丸水堀の外側に造られた道で、当時は武士だけが通行を許された道だったという。なお、画像の水路より右側はかつて水堀だった。


2009年の時の土塁
画像は2009年に北側の駐車場側から撮った土塁の様子で、水堀部分は当時埋まっていて駐車場になっていたことが分かる。そして右奥の今の公園部分もかつて民家だったことがわかる。


2009年の時の武者道
偶然にも2009年にも武者道を撮っていたが、奥に見える白い建物が、前述の今回撮った武者道の画像の建物と同じ物になる。