2016年10月30日訪城。
山形城につては過去に何度も訪れており、紅葉の時期の様子も知っているため、今回は発掘調査の進展の確認と、まだ見ていなかった修復後の二の丸坤櫓跡を兼ねて立ち寄った。
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城内の紅葉 |
ちなみに山形城内も紅葉しており、紅くなった桜の木や、黄色い銀杏の木で所々が色づいていたが、曇り空と時間と腕前のせいでこれといった絵が撮れていなかった。
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内堀跡西側の発掘調査箇所 |
本丸の西側には埋門があったとされるが、残念ながら過去に噴水を作ったときに遺構は破壊されたようで、今回の発掘でも門跡の遺構の部分は無くなっていることが再確認できただけのようだ。ただ、埋門から内堀を渡って対岸側に橋をかける突起が見つかったようで、それが画像の中央あたりの部分らしい。
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二の丸坤櫓跡 |
以前、地方新聞で櫓台が修繕されたのを見たが、今回やっと実物を確認できた。修繕されたのは二の丸坤櫓跡で坤(十二支の申羊)の示す通り二の丸南西の隅櫓である。以前は埋まって残存石垣の上部が確認できる程度だったが、見事に櫓台として復活していた。石垣は現存部分をそのまま残して利用しているため、画像のように風化で角の取れた石段と新築で角ばった石段が同居していて面白い。
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二の丸南門石垣の補修箇所 |
他、二の丸南門の石垣もよくみると最近修繕された跡が見られたが、こっちの方は今回訪れてから知った。
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修繕中の二の丸東大手門 |
あと、二の丸東大手門がちょうど修繕中でごらんの通りだった。なお、これでも門自体は出入り可能で、普通に以前と変わらず通行できた。