2016年9月23日訪城。
四万十川の散策後、再び市街地に戻って今度は一条氏の詰めの城である中村城跡へと向かった。
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中村御所から見た中村城 |
市街地の中心にある中村御所跡(一條神社)から見て北西にある山が中村城跡で、郷土資料館の模擬天守閣が城下からも確認できる。
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東城跡 |
裁判所等があるあたりから山頂まで車道が伸びているため、ここから登るとまず最初に東城跡の郭を通る。いわゆる中村城の中腹の出丸のような場所で、ここには土塁が残っていた。
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中村城址碑と現存石垣 |
車道を登り切った場所は堀切になっており、そこで現存する石垣が確認出来た。堀切をそのまま抜けると山の裏側に下山するようである。
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模擬天守の展望台から見た城下 |
堀切から案内に従って郷土資料館に向かうと、主郭の端の立派な土塁に囲まれた中に郷土資料館の模擬天守閣が建っていた。中は中村城についての展示もあったが、基本的に四万十市の歴史資料についての展示施設である。ここの最上階からの眺めはなかなかの絶景だった。
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本丸跡(為松城) |
資料館のある郭から堀切と土橋跡を通って登った山頂が本丸跡で、元々は為松氏が居城としていたため、この場所を為松城とも呼称していた。現在は遊具がある公園で、ここから今城跡まで雛壇状になった公園が続いていた。
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中の森の端? |
公園化のためかどうも資料館で見た地形と一致しなかったのだが、公園の端には今城とあった。だが、地形的には中の森の端に見えるのだが、どうなんだろう?
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不明郭 |
最初に辿り着いた堀切の東側に本丸や資料館のある郭があるのだが、堀切の西側にも比較的広い郭がある。だが、謎なことに資料館の地形図にはこの部分が描かれていなかった。今は桜の木があるみたいなので花見の場所に利用されているのだろうか。