2018年2月17日土曜日

2月の連休旅行:大内宿(福島県下郷町)

2018年2月10日訪問。

2月の連休は何か冬の風物詩を見たいと思い、ちょうど冬のお祭りが行われている福島県の会津へと出かけた。最初の目的地である大内宿の宿場町へは東武鉄道から野岩鉄道経由の会津鉄道で向かったが、その道中は朝のラッシュ時の東海道線より酷い混雑で、鉄道で移動していた小学生?たちの悲鳴や駅のホームで途方に暮れていた人々の顔が印象に残っている。

湯野上温泉駅に着いてからは1日千円の観光バスで大内宿へ移動したが、鉄道客の中には大内宿のお祭りが目当ての観光客も当然多く、バスはすぐに一杯になった。

大内宿入口
バスは宿場町に平行する車道の所にバス停があるためそこで降り、そこから宿場町に横から入れるが、一度戻って入口から入ることにした。

三澤屋
とにかく腹が減ってはなんとやらなので、大内宿名物の蕎麦を食べに三澤屋へと向かったが昼時だったこともあって1時間待ちだった。番号札を渡されて1時間後あたりにまた来てくださいと言われたので、50分ほど散策することにした。


雪像
宿場町は雪灯籠が並べられてまさに冬の装いだったが、所々に手作りの雪像やカマクラ等があって記念撮影で盛り上がっていた。この画像なんかも人が居なくなった一瞬をついて撮ったもの。


観音堂の階段
宿場町の家々では様々なものを販売しており、美味そうな食い物に心を惹かれたが昼飯前なので我慢した。そして、町を一望できる高台まで登ろうとしたら、画像の通り以前登った観音堂の階段は閉鎖されていた。左の方に迂回路があるのだが、こちらはこちらで急ではないにも関わらず、溶けた雪と圧雪で滑りやすくなっており大変だった。


高台からの眺め
大内宿はやはり観音堂のある高台からの眺めが格別で、ここから見ると宿場町と人の流れが良く見えて面白い。江戸時代はここが江戸から会津若松に向かう今でいう国道みたいなものだったのだから、人や馬や荷車などで賑わっていたと思うが、人だけならたぶん現代の方が賑わっているような気もする。


イベント会場
三澤屋で蕎麦を食べた後は、宿場町中心にあるイベント会場でよさこい等のイベントを見たりして楽しんだが、無料で振舞われていた肉汁が美味しかったのが印象に残った。


団子の木
イベント会場の木には正月によく見るアレが飾られていた。地元でも正月に飾られており、後から揚げ餅にして食べたりしていたが、よく考えてみたら正式名称を知らなかった。餅花だとか繭玉だとか地域によって呼び方が違うようだが、大内宿では「団子の木」と言うようだ。


高倉神社
食ったり遊んだりしているうちに日も暮れてきたので最後に町はずれの高倉神社にお参りしてから帰ることにした。ここは高倉宮こと以仁王を祀った神社で、平家討伐計画が漏れて宇治で敗れた高倉宮は東国に落ち延びてこの地にしばらく滞在した伝説が元になっている。なお、町はずれにあるにも関わらず、観光客がそこそここちらにも来ており意外だった。

夜には灯篭に明かりが灯ったり花火が打ち上げられたりするそうだったが、この日はこの後に若松の「絵ろうそく祭り」を見に行く予定だったため、残念ながら見るのは諦めた。次に来る時は湯野上温泉にでも泊まって夜までじっくり見たいものである。