2017年4月16日訪城。
中村城散策の後はさらに北上して新地町へと向かった。目的地は新地城で、16世紀に相馬氏が新地の丘陵の上に築いた城で、後に伊達氏によって攻め落とされた城である。
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新地駅 |
常磐線の新地駅は津波の被害を受けた駅だが、見事に再建されていた。というか、以前よりもかなり立派になった気がする。
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かさ上げされた新地駅 |
地図上では新地駅はほとんど同じ位置に再建されているため、また津波が来たら不味いんじゃないかと当初は思っていたが、駅から少し出ると駅のある一帯や住宅地などが10mほどかさ上げされていることが判った。農地は元の高さのままなため、農地から見るとまるで巨大な堤防があるように映る。
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新地城への案内板 |
新地城はマイナーな城だと思っていたが、以外にも城への案内板が所々に設置されていた。あと、どうやらチューリップ祭りがあるらしく、それらの幟も立っていた。
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城内の桜とチューリップ |
城のある丘に登ると城内にあったのはチューリップ畑で、ちょうど満開の桜と相まって見事な花の景観だった。なお、チューリップは品種によって咲き具合がまばらで半分ほどはまだ蕾のままだった。
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城内の桜 |
城内の桜は本数こそ少ないものの全て満開で綺麗だった。本数は10本前後で、品種はソメイヨシノともう一種類(オオシマザクラだろうか?)くらいあるようだった。
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内堀跡 |
内堀の堀底もチューリップ畑になっており、とにかくチューリップ尽くしの城址だった。見頃はまだまだ先のようであるが、その頃には桜は葉桜になっているため、両方楽しめるのはちょうどこの時期だけと言える。
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外堀跡 |
現状はただの腰曲輪に見えるが、ここも元は堀の跡だという。
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本丸内部 |
なお、本丸内部はチューリップ畑ではなく、少し遊具がある広場となっていた。祭りの時はここがイベント会場になるようである。また、本丸にはハッキリと土塁が残っている。