2017年4月16日訪城。
小高城の散策後、さらに北上して相馬市に入り、市街地の中心部にある中村城へと向かった。中村城は相馬藩の藩庁だった近世の城郭で、ここに来るのは今回で5回目である。
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歴史資料館 |
前回来たときはまだ建設中だった歴史資料館が完成していたので、まずはここに立ち寄った。ちなみに画像左が歴史資料館で、右の蔵は郷土資料館というか、農具などの民俗資料を展示している場所だった。歴史資料館には相馬氏や中村城の展示ももちろんあったが、野馬追と美術品の展示に意外と力が入っている感じだった。
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水堀が埋まっているあたり |
歴史資料館の展示の中にこの場所の発掘調査時の航空写真があったが、現在の位置と照らし合わせるとだいたいこの画像のあたりになる。若松城みたいに埋まった堀の平面表示があるかなと思ったが、残念ながらそういう粋なものは無かった。
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水堀沿いの桜 |
中村城の桜は、この時はすでに散り始めていたが、部分的にまだ満開で綺麗だった。
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花筏 |
桜が散り始めていたため水堀には花筏が出来ていた。黄色くなった花びらがかなり混じっていたため、2~3日前には既に散りだしていたことになる。
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中村神社参道の桜 |
写真はわざとなるべく人が写らないように撮っているが、この日は以前訪れた時よりもかなり多くの人で賑わっていた。参道だけじゃなく、本丸内部も人で賑わっていたし、妙見社の方の境内では何やらカラオケ大会のようなイベントもやっていた。
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本丸側面 |
今回訪れて一番驚いたのは、本丸周辺の雑木が切り払われて側面がハッキリ見えるようになっていたこと。本丸自体は岩盤を削り、その上に鉢巻石垣を築いて均等に水平になるよう構築しているのがよくわかる。
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鉢巻石垣と腰巻石垣 |
場所によっては鉢巻石垣だけじゃなく腰巻石垣も築いて、合計3段の石垣になっている部分もあった。この辺りの下は記憶が確かなら以前は土の下に埋まっていたと思う。