2018年5月12日土曜日

2018年の花見旅:大草城(長野県中川村)

2018年4月8日訪城。

大草城はちょうど段丘の岬状地形になった場所にあって現在は城址公園となっており、伊那田島駅から歩いた結果、山から谷に降りてまた山に登るという予想よりも大変な経路だった。一応、コミュニティバスでも来れるのだが、休日は運休という欠点があって使えなかった。なお、大草城は大河原の香坂氏の支城で、南北朝時代に南朝の拠点として利用された場所だという。

城址公園入口
岬状地形の山側に公園の入口はあり、ちょうど桜祭りをやっていたためここでは交通整理が行われていた。画像の桜はソメイヨシノと思われ、ピークを過ぎていたために既に花びらが散ってしまったものが目立っていた。


桜祭り
城址公園の主郭の北側腰郭あたりを会場として祭りが行われてあり、ローカルイベントらしく歌や踊りが披露されていた。祭りに定番の出店も出ており、多くの地元の方で賑わっていた。


腰郭
会場となっている腰郭の部分は普段は遊具のある公園と駐車場になっているようで、画像の奥に見える高台が主郭跡である。


主郭
主郭の上はそこそこ広さがあり、中央に巨石で組まれたさらに高い東屋があるが、これは流石に城址に関係無いもので公園を造るときに築かれたものだろう。


枝垂桜
城址の桜は思ったよりも多種多様で、ソメイヨシノと一部の八重桜以外の桜はちょうど満開でなかなか綺麗だった。


二の郭?
岬の先端側は主郭よりも一段低い郭で主郭よりも広いため、ここが二の郭と思われるが削平地以外にこれといって目立つ城址遺構は見当たらなかった。


城址の桜と中央アルプス
桜もまだまだ見頃で花見にはいい天気ではあったが、この日はけっこう寒く、山を見ると雪が積もっている、と言うよりもちょうど雲がかかって雪が降っているような場所も見られた。なお、城址から西側正面に見える山々は中央アルプスこと木曽山脈で、これはこれで信州らしい絶景だった。