2018年11月3日訪城。
紅葉もピークを過ぎた11月に山形へと出かけ、初日は米沢市外周に聳える山々の中の愛宕山へと登った。この山々全体は斜平山と言うようで、愛宕山の他にも羽山や月山等があって信仰の山となっている。また、同時に中世の伊達家の時代に芦名氏の置賜盆地侵攻に備えてこの山々には城塞群が構築された。愛宕山もその中の一つで、愛宕神社奥宮のある山頂が愛宕山館の跡である。
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紅葉 |
愛宕神社の里宮からそのまま山道を通って愛宕山へと登ったが、市民に親しまれている山なのか下山してくる人々と多くすれ違った。また、山道ではまだ紅葉が見られて所々綺麗だった。
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愛宕山の山頂 |
道中に難所のようなものは全く無い為、愛宕山の山頂には簡単にたどり着いた。山頂の標高は555mで、麓からはだいたい300mくらい登っている。
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愛宕山から見た米沢市街地 |
山頂からは米沢の市街地が一望出来て絶景でだった。画像の中央に見える街中の緑が米沢城跡の上杉神社である。
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山頂 |
山頂は広く削平されており、L字状に平場が出来ている。愛宕神社は端の方にあるため、画像のあたりは伊達氏の時代に兵の駐屯用に削平したものだろうか。
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愛宕神社奥宮 |
愛宕神社は山頂の平場の北西部に鎮座しており、この時は既に冬囲いがされて画像のように積雪対策状態になっていた。
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土塁 |
この神社の周囲に残る土塁が愛宕山館の遺構とされており、社殿裏の画像の土塁の向こう側には堀も見られるらしいが、思いのほか低く密集した木が邪魔で確認できなかった。また、山頂には予想以上に頻繁に登山客が訪れる為、うかつな真似も出来ず確認は諦めた。