2023年3月31日訪城
津山城外郭からの続き。
坂を登り出店が並ぶ道を進むと津山城の表門跡付近に料金所があった。どうやら三の丸より内側が有料区画になっているようだ。
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三の丸表門跡 |
表門跡の冠木門ゲートを通って内部へと突入するが、ここの枡形は鍵の字ではなくぐるりと180度道が折り曲げられており、なかなか厳重な構造だった。
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三の丸表門の枡形 |
画像は枡形の出口側で、画像の左外にさきほどの冠木門のゲートがある。そして正面の階段を登った先が三の丸となる。
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三の丸跡 |
三の丸の桜は全て満開で圧巻だったが、至る場所に花見客が沢山いたため写真を撮るのがなかなか難しかった。画像は人が少なくなった瞬間を狙って撮ったものである。
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表中門跡 |
三の丸から二の丸に登る階段の場所にかつてあったのが表中門で、この場所では桜が視覚の上下に立体的に広がっており、なかなか見事な景色だった。
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備中櫓 |
二の丸に登るとすぐに本丸の備中櫓が見え、流石にビュースポットだからか写真を撮っている人が多かった。それにしてもやはり櫓に桜は良く映える。
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備中櫓と兎バルーン |
備中櫓の真下には謎の巨大バルーン兎もおり、ここで記念撮影している人(特に家族連れ等)も多かった。なお、備中櫓と兎に気を取られ過ぎて後から二の丸跡内部を撮っていなかったことに気づいた。
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切手門跡 |
二の丸から本丸に登る場所にあるのが切手門跡で、説明が難しいが階段を登った先で道が折れており、ここも特殊な枡形になっているようだった。
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本丸跡 |
独立丘陵の頂上が本丸跡で、思いのほか広かったのが驚きだった。画像の通り東側にだけ土塁というか石垣の塁壁が残っており、恐らく本来の山頂を削り残して塁壁状に加工したものかなと思われる。なお、山頂は二の丸、三の丸よりも人出は落ち着いており、子供の遊び場のようなブースがあった。
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本丸多門櫓跡の藤棚 |
本丸の南側のかつて多門櫓のあった場所には多門櫓の長さの分の藤棚が造られており、ここに並んでいるベンチは全て人で一杯だった。
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本丸から見た二の丸の桜 |
藤棚の場所から見た景色は絶景そのもので、上から見た二の丸の満開の桜は素晴らしかった。この場所のベンチが大人気なのも納得の景色である。
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備中櫓の裏側 |
意外だったのは備中櫓の裏側や内部で、よくある櫓の造りではなく、どちらかというと御殿などの屋敷に近い構造だった。画像のように縁側が付いてる櫓はここでしか見たことが無い。
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天守台 |
本丸の西側には天守台があり、かつてはここに層塔型の天守閣が立っていたようで、明治のころの写真が残っている。天守台のまわりは多門櫓で囲まれていたようで、画像の手前の舗装された部分がその跡になる。
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天守台から見た西側の景色 |
本丸からの景色も十分絶景だが、天守台からの景色も盆地を一望できて素晴らしかった。
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天守台から見下ろした御厩堀付近 |
今回は近くまで行けなかったが、御厩堀の水堀も上からよく見えた。なお、城跡には桜以外に紅葉も植えられていると説明にあったので、画像の右側に見える木がそれなのだろう。可能なら今度は紅葉の時期に来てみたいものである。
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粟積櫓から見た北側の景色 |
天守台のほかに、本丸の北東隅にも粟積櫓の櫓台があり、ここもかなり高いため眺めが素晴らしかった。ここから見下ろすと城の北側にも桜の木がしっかりあり、城跡は全体的に桜に覆われていることがよく分かった。