2023年3月31日訪城
スケジュールの都合で3月31日から3日ほどしか休みが取れなかったが、この機会に一生に一度は行きたかった津山へと旅に出た。宿の予約を取った当初は桜の季節には1週間ほど早いかと思ったが、今年は記録的な早咲きとなったため偶然にも満開ドンピシャだった。
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出雲街道から見た大手口 |
現地に特に案内板などは無かったが、出雲街道から城の外郭の大手口に向かう場所が画像のT字路となる。左右に走る道が出雲街道で、奥に向かう道が大手道である。
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惣堀跡の水路 |
外郭(惣構)は当時は水堀に囲まれており、その名残となる水路が今も残っていたが、当時の水堀はもっと広かった。
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惣堀跡 |
水路の隣の今は駐車場になっている場所もかつての水堀跡で、地図上で計るとかつての水堀はだいたい25mくらいの幅があったようだ。
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京橋御門の石垣 |
水堀の幅に関しては現存する京橋御門の石垣のおかげでハッキリと認識することが出来た。ちなみに画像の手前の砂利の場所がかつての水堀跡である。京橋御門は枡形門だったが、今は門の西側の石垣だけが現存しており、残りは失われてしまっている。
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京橋御門跡の石碑 |
ちょうど枡形跡の内側あたりに今は交差点があり、その場所に京橋御門跡の石柱が建てられている。
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京橋御門石垣の内側 |
京橋御門の石垣は航空写真で見るとけっこう広かったので脇には多門櫓があったのだろう。内側には階段があるため上に登れるようになっていたが、画像のように緑色のロープが張られていたいたため、残念ながら確認するのは諦めた。
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大手道の坂 |
大手道をT字路で折れながら進んでいくと、ちょうど桜まつりの出店が並ぶ坂へと入った。ここは脇に津山市の観光センターもあり、観光バスなども停まっていて人の出入りでにぎわっていた。
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坂の上から下を見る |
坂を上ってから下を見るとなかなか趣ある風景が広がっていたが、昔は武家屋敷が坂の両脇にあったのだろう。実際、絵図でも外郭一帯は侍屋敷と記載されており、津山藩の家臣たちが住まう町だった。
津山城内郭へ続く。