2017年4月24日訪城。
栗駒の旧駅前には今も食堂があって営業していたため、岩ヶ崎城から下山後はそこで少し早い昼食を食べた。自分が食べたのはうどんだったが、地元の方々が頼んでいたチャーシュー麺が美味そうだったため少し後悔。
腹ごしらえ後は栗駒から東の沢辺へと移動した。かつて奥州街道の沢辺宿があった街で、宿場町以前は沢辺館(臥牛館)の城下町であった。街から川に架かる橋を渡った先の丘陵が城跡で、現在は臥牛館公園となっている。ここは中世には葛西氏家臣の沢辺氏(二階堂氏)の居城で、近世には伊達氏家臣の小野寺氏の居城だった場所である。
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臥牛館公園の桜 |
実は桜の時期にここに来るのは2度目で、遠くから見ると丘は桜色に覆われて綺麗で、園内に入ってからも見上げるとほぼ満開の桜で綺麗だった。
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二の郭跡 |
城跡で比較的広い郭が二の郭で、画像奥に見える凸は土塁ではなく経塚。公園ではあるのだが、意外にも腰を降ろして休める場所が無い。写真ではわざとフレーム入らないようにしているが、ここには給水用の施設がある。
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主郭跡(鳥居の先の階段の上) |
鳥居の先の階段を登った場所が主郭の跡で広さは無く狭い。現在は祠が2つほど祀られており、八幡と古峰の祠だというが正しいのかは見た目で判断つかない。主郭と三の郭は針葉樹の雑木林と藪に覆われているため、二の郭と違って花見が出来るような場所では無かった。
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かつて二重堀切があった場所 |
城跡の背後はそのまま丘陵地帯に続いているが、かつては二重の堀切で台地と切り離していたという。学校造成時に堀を埋めて丘を削ってグランドを作ったため、現在は面影が残っていない。その後、学校は無くなったため、今はよくわからない空き地(畑?)のような場所になっている。
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くりこま田園鉄道の沢辺駅跡 |
おまけ。画像は沢辺の街中の旧沢辺駅付近。駅舎は無いがホームが残り、レールもまだ残されていた。前回、沢辺館に来たときはこの駅で乗り降りしたため、何気に思い出の場所でもある。