2018年9月9日訪城。
福井城を見て回った後は以前から来たかった福井の奥地にある大野へと向かった。山間部を縫う回廊を抜けると急に広い盆地が現れ、その盆地の西側の亀山の上に織田家臣の金森長近が築いた大野城があった。
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城下町 |
大野の城下町も当時の町割りを良く残しており、七間通りなんかは雰囲気も城下町らしくて良かった。街の背後に城が見えるのはやはり絵になる。
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武家屋敷内山家の庭園 |
城下町も色々散策したかったが、とりあえず武家屋敷へと立ち寄った。武家屋敷の内山家は庭園が綺麗で、屋敷内も二階に納屋があって玄関からマキを直接荷揚げできる仕組みになっているのは興味深かった。
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武家屋敷田村家 |
次に立ち寄った武家屋敷は三の丸跡にある田村家で、門が無い為か最初は武家屋敷に見えなかったが、玄関と通用口が別にあることや内部の造りは正に武家屋敷だった。
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田村家の庭園 |
雨が強くなった為、しばらく田村家の縁側で庭園を見て休憩した。なお、庭園の借景になっているのは三の丸の土塁で、今はここにしか残っていないそうだ。
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三の丸外堀 |
三の丸は外堀の東側の一部が残っており、今はここより内側が小学校や生涯学習センター等の敷地になっている。
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二の丸内堀 |
二の丸と三の丸の間の堀はほとんど埋められてしまったが、唯一二の丸の北側部分の堀だけが一応水路として残っていた。
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二の丸・三の丸跡 |
二の丸と三の丸の間を埋め立てて学校等の敷地としているため、全く面影が見られないが、当時はこの画像の奥に二の丸御殿があり、画面中央あたりに二の丸の南隅櫓が建っていたという。
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柳廼社 |
学校のグラウンドの南隣はかつての武芸訓練場所(的場や馬場)で、今は大野藩主の土井忠利を祀った柳廼社の境内となっている。なお、画像の左側画面外に窪地があり、恐らく堀の跡だと思われる。