2020年2月8日土曜日

GW北東北の桜旅:盛岡城(岩手県盛岡市)

2019年5月5日訪城。

猿賀神社の周辺を見て周った後は、そのまま実家へと帰省し、3日後にUターンで盛岡市へと立ち寄った。行先は盛岡城であったが、既に何度も来ている所なので、惣構えの方から見て周ることにした。

仁王惣門跡と惣堀跡
中央通りを駅側からやってくると、秋田銀行があるあたりで仁王惣門跡を通る。もちろん門の外には惣堀があったわけだが、現状ではその痕跡はここでは見られない。なお、画像の左が城外、右が城内で、手前から奥に向かって惣堀がかつてはあった。画像右の建物の所に惣門跡の標柱がある。


惣堀跡(北上古川跡)
ちなみに中央通りよりも南の方に行くと惣堀跡でかつての北上川の跡がハッキリ判る段丘端がある。

惣堀跡
秋田銀行の所から惣堀跡を北上していくと、地図上でも堀跡だと判りやすい住宅地が連なっている場所に出る。ほぼ住宅地なので画像はなるべく家が写らないようにしたが、盛岡中央郵便局の裏あたりである。惣堀跡を北上していくと仁王小学校付近でその痕跡がよく判らなくなるので惣堀散策はそこで切り上げた。


日影門跡
続いて仁王惣門跡より東に進むと日影門跡があり、今は内丸にある時鍾櫓は本来はこの付近にあった。画像の左に見えるのが門跡の標柱で、奥が外曲輪の内部、手前が中堀跡になる。正確には中堀跡はもうちょい手前の北日本銀行の所にある。

中堀跡
中堀跡はデカい建物が既に立っている所が多く追跡が困難だったが、地図上だと北日本銀行北側やNTT関連施設の駐車場跡になって意外と残っていた。画像はNTT関連施設付近にある、中堀と土居跡の石碑で、右にちらっと見えている所が堀跡。


中堀跡
中堀跡を迂回しながら追跡していくと、岩手医科大学の北側にある道に中堀跡の痕跡を見ることが出来る。


大手先門跡
実際、道に沿って東へと進むと、大手先門跡へとたどり着いた。ここは南北の道が歪んでおり、これはかつて桝形があったせいである。画像右奥が城の中心部側である。


中堀の土塁跡?
中堀跡を突き進むと「緑の公園」へと出るが、ここには土塁跡らしき丘が残っている。ただ、土塁跡なら必ず何かの碑があるはずだが、見つからなかったので公園整備で作ったものかもしれない。ちなみにここでは枝垂桜と八重桜が咲いていて綺麗だった。


八重桜
盛岡城跡の中心部にも立ち寄ったが、公園のほぼ全体を占める桜であるソメイヨシノは散ってしまっていた。ただ、一部には八重桜も植えられており、こちらはちょうど満開で綺麗だった。


石垣修繕
余談になるが、この時に訪れた盛岡城跡公園では石垣の修理や発掘調査などが行われており、追手門跡付近にはバリケードが張られたエリアも多かった。