2019年12月21日土曜日

春の会津の旅:船岡館(福島県会津美里町)

2019年4月21日訪城。

会津若松で桜を見て周った翌日、少し遠出をして会津美里町方面へと出かけた。最初に向かった目的地は蘆名家四天王の一人である松本氏の居城の船岡城で、会津高田の街外れの杉屋地区にその跡地がある。

城址遠景
のどかな田園を山側に進んでいくと小川を境にして河岸段丘があり、この段丘の上にかつて船岡館が建てられていた。画像奥の雑木林の場所が段丘崖でその奥が城址。


土塁の上にある神明社
段丘を登った先はかつての外郭跡で、主郭跡の土塁の上に今は神明社が鎮座している。土塁はL字状になっており、主郭の南東隅と思われる。


主郭跡
神明社の土塁の上から主郭跡と思われる北西方向を見てみるが、残り全ての土塁が圃場整備や宅地開発で失われている為、境界が分からなくなってしまっていた。かつてはここに松本氏が暮らす屋敷があったはずであるが、畑の下に今でも痕跡は残されているのだろうか?


北西から見た城址
画像は逆に城址北西から南東の主郭跡の方向を見た景色。奥の右側の雑木林が土塁のあった神明社。手前には本来は馬場などがあった。

満開のソメイヨシノ
城址とは関係ないが、北西方向に桜の綺麗な場所があったので撮ってみた。地図で見ると溜池のようだが、公園というわけでもなく、なんで桜が植えられているかもよく判らなかった。