2019年12月1日日曜日

春の会津の旅:若松城(福島県会津若松市)

2019年4月20日訪城。

春の会津には何度か訪れているが、ふと若松城が赤瓦に変わってから桜を見に行った事が無かった事に気づき今回の旅先となった。若松城は会津藩の藩庁だった平城で、元は蘆名氏の居城の黒川城があった場所でもある。地元では雅名の方の鶴ヶ城で呼ばれている。


北出丸通りから見た天守閣
会津若松駅からバスに乗ったものの、当日は晴天で桜も満開とあって道路の渋滞が酷かった。たぶん、鶴ヶ城のバス停まで行かないで、市役所のバス停で降りて歩いた方が早かったと思う。北出丸通りにも桜並木があって綺麗だったが、通りの先に天守閣が見える風景は会津に来たことを一層実感させてくれる。


北出丸の水堀と桜
水堀沿いにも桜並木があり、堀に向かって垂れる満開の桜の枝がとても絵になる光景だった。

椿坂の提灯
椿坂の入口にはいい感じの提灯が吊るされていたが、会津の「会」の字の旧字体がさまになっていい感じである。


西中門跡付近の土塁から見た天守閣
本丸は既に花見客で一杯で、風景画を撮ると人だらけになるため、塁壁の上に登って桜越しの天守閣を撮った。桜越しの風景は奥州だとここくらでしか撮れないので貴重である。


南西部の笠間稲荷付近から見た天守閣
この日の城内はどこもかしこも満開だった為、どこから撮っても絵になる感じは素晴らしかった。

南東部の月見櫓付近から見た天守閣
とにかく本丸を天守を中心に360度位置を変えて桜と天守閣を撮ったが、本丸の西側や南東の月見櫓付近から見た景色が一番印象的だった。一方、北側からはなかなかいい構図が撮れなかった。


本丸廊下橋
前回、若松城を訪れた時に修理中だった廊下橋は新しくなっており、よく見ると土台の根本が真新しいコンクリートで補強されているようだった。


三の丸堀跡の桜
本丸から二の丸に出ると、テニスコート周辺の桜が綺麗で、三の丸に出ると運動場になっている場所の桜が綺麗だった。場所を上げていくとキリが無いので、画像は三の丸北側の今は埋まってしまっている堀跡の桜。


夜の椿阪と提灯
一通り城内を散策した後、一旦若松城を離れて飯盛山方面を周り、日が沈んでから再び若松城を訪れた。夜の城跡は日中とは違って妖艶な雰囲気が漂っており、日中に見た提灯も本領を発揮していた。


北出丸堀の夜桜
夜景で特にお気に入りだったのは水に鏡のように映る夜桜で、なんとも言えない美しさがそこにはあった。


天守閣と夜桜
天守閣の周辺もライトアップされて綺麗だったが、土塁の上は普通に階段が付いているものの柵は無い為、暗いと怖いものがあった。天守の夜景に関しては画像のように西側から見た景色が華やかで綺麗だった。