2017年4月15日訪城。
磐城平城で花見をした後、いわき市内で遅めの昼食を食べ、一路北上して楢葉町へと入った。目的地は天神山城跡にある天神岬スポーツ公園の桜である。なお、天神山城は誰が何のために築いたか不明で、発掘調査で戦国末期の城ということだけは判明している。
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鳥居と桜のトンネル |
天神山城の名前の通り城址では天神様を祀っており、城内へと続く参道に鳥居と桜のトンネルがあった。
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北田天満宮 |
城址の主郭跡には天神様を祀る北田天満宮の本殿があり、最近改修したのか所々が目新しい部材になっていた。なお、神社は1308年の創建というので城ができるよりも前からあったことになる。
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土塁と堀と桜 |
城内は予想以上に土塁と堀がハッキリ残っており、堀には土橋が架かっている箇所も確認できた。また、二の郭、三の郭の内部は満開の桜で覆われており、ちょうど見頃で素晴らしかった。
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城跡から南方の眺め |
城は海まで伸びる段丘の上に作られているため、段丘崖となっている南側への眺めが素晴らしかった。なお、海岸や海に近い低地では震災復興工事が行われているようだった。このためか、観光バスがやってきてはここからの景色をツアー客に見せていた。
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岬先端の展望台から見た城内 |
岬の先端には展望台があり、そこから大海原が一望できる。また、一方で城内の外郭部分も見渡すことが出来る。なお、画像中央左奥の雑木林の先が主郭などのある中枢の郭になる。
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あやめ池(外堀跡) |
城の外堀跡は「あやめ池」と呼ばれているが、大部分が画像のように改造されて菖蒲どころの状態では無かった。