2018年11月23日訪城。
脇本城の内館地区を散策した後は途中まで天下道を通って山の尾根伝いに移動し、古館(馬乗り場)地区を目指した。古館の名称が残っているということは、脇本城の主郭は元々はそちらにあったと思われるが、「馬乗り場」とも呼ばれているので、後世では馬場や的場として利用されていたのだろう。
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天下道 |
途中までは天下道にそって茂みの中を進むが、途中で天下道とは別れて尾根伝いに進む道の方に向かう。
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倒木 |
道の途中は倒木で塞がれており、この倒木が跨ぐに高く、下を潜るにも微妙に低いという嫌らしいスペース取りで地味に通るのに苦労した。
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古館(馬乗り場) |
しばらく進むと急に開けた平場に出るが、ここが古館の主郭で、脇本城内でも標高117mの最高所となっている。案内板の地図を見る限りでは方形に区画された曲輪のようだ。土塁も一応残っているが、かなり低くなっているため、ここが開墾されたときに削られたのだろう。
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古館の虎口 |
古館の平場は一段低い東側にも大きな平場があり、古館が中心だったころは二の曲輪だったことだろう。古館の主郭と二の曲輪(仮)の間は切岸で隔てられているが、画像のような虎口が設けられている。
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本明寺 |
二の曲輪(仮)には北や東に向かう道もあるが、南側の沢沿いを降る道を降りていくと、やがて本明寺の墓地に出る。逆に古館地区に直で行きたい場合は、恐らくこの本明寺から登るルートが一番近いものと思われる。