2018年11月25日訪問。
3連休最終日は秋田市内にある如斯亭へと向かった。如斯亭は久保田城の城外北部に9代藩主の佐竹義和によって整備された御屋敷で、藩主が狩り等で郊外に出かける時に利用された場所だという。
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如斯亭入口 |
如斯亭は「からみでん」の交差点に近い場所にあり、2017年10月に修復が終わったとのことでまだどこか新しい感じが残っていた。画像は如斯亭の南側にある今の入口になるが、本来の入口は東側にある御萱門のようだ。
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如斯亭の主屋 |
主屋の造りは至ってシンプルで、庭園を眺めることが出来る広縁が付いた12畳と8畳の広間があり、それ以外に藩士の控室と思われる小部屋が2つ?あるだけである。中の見学も可能で、実際にここから見る庭園は趣がある。
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庭園 |
庭園は必ずしも広いものではないが、築山や小川や池が配置されてまさに日本庭園と言った感じだったが、川の下流の一段低くなった場所に茶室を設けている等、拘りみたいなものも感じられた。如斯亭の名前の由来である孔子の「逝者如斯夫、不舎昼夜」をこの川の流れで表しているそうなので、恐らくそれが表れているのだろうか。
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紅葉 |
11月も終わりで連休頭には雪もチラついていたというのに、この庭園ではまだ鮮やかな紅葉を見ることが出来たのは予想外の収穫だった。なお、如斯亭が造られた頃は周囲は原野で遠くに海が見えるまさに別荘みたいな感じだったらしいが、現在は周囲は住宅地のため、そこらへんは想像で補うしかない。