2020年6月6日土曜日

晩秋の御岳昇仙峡:猪狩の集落と八王子山(山梨県甲府市)

2019年11月10日訪問。

前回の「昇仙峡の渓谷」からの続き。

金櫻神社の鳥居
仙娥滝から山道を登っていくと金櫻神社の鳥居が見えてきて門前町のような集落に入る。食事処やお土産屋も多く、どうやら水晶が特産らしくやたらと店頭で目に付いた。


布袋様
参道脇で特に目を引いたのがこの布袋様で、願い事を書かれた御札で覆われており、なんだか蓑を被っているような感じだった。


七福神
至る所でよく見る七福神も居たが、よく考えてみるとここにも布袋様が居るので、ちょっと頼られ過ぎではなかろうか。


ロープウェー
集落の中を進んでいくとロープウェー乗り場があり、そこから八王子山の山頂に行けるようなのでそれで向かった。


八雲神社と紅葉
ロープウェーの山頂駅の近くには八雲神社が祀られており、麓の猪狩の集落の人々が昔から祀っていたものだそうだ。画像は神社の裏の紅葉を撮ったもの。



富士山遥拝所の近くの岩場にはなんか鐘もあり、近くには合格岩やら龍の松やらといった名所を造ろうとする努力の痕跡が見られた。


富士山
写真だとイマイチぱっとしないが、肉眼で見ると意外と感動したのが富士山で、やはりこの風景を記念写真に撮っている人も多かった。


美しい自然を守ろう
周辺の尾根を散策すると展望台のような岩場の上に「美しい自然を守ろう」という看板のようなものがあったが、これも記念撮影場所になっているのには少し笑ってしまった。なお、写真は人が居なくなった僅かな隙をついて撮ったもので、ここは常時立ち代わり入れ替わりで人が絶えなかった。


岩場
絶景なのは本当に素晴らしいのだが、高所恐怖症でもあるので同時に岩場が恐ろしく、断崖絶壁の岩の上で普通に休憩している人々を見るとハラハラして気持ちが落ち着かない。

余談だが、金櫻神社は猪狩の集落に里宮があるが、奥宮はここからもっと北の埼玉県との境界の山塊の上にあるという。