2021年2月8日月曜日

九州の西半分ついで旅:福岡城・鴻臚館(福岡県福岡市)

2020年8月4日訪城。
8月の上旬に所用で九州の西半分の地域に行くことになったので、空き時間を利用して城跡にも立ち寄ってきた。8月3日の深夜に福岡入りし、翌日の早朝にさっそく福岡城へと出かけた。福岡城は過去に一度訪れているが、その時は夕方で時間が無かった為、駆け足で天守台や長屋門、名島門、下之橋門などを見ており、文化財の多聞櫓などは見落としている箇所が多かった。

鴻臚館資料館
最初に向かったのは福岡城三の丸跡にかつてあった鴻臚館跡だが、資料館は早朝ということもあってまだ開いていない。資料館が開く頃には所用ですでに居ない為、どのみち今回は中を見ることは叶わない。


鴻臚館跡のイメージ図
鴻臚館は福岡城が出来るよりもはるか昔の平安時代にあった外交・交易のための施設で、当時の海外との窓口であったこの地に造られた国の出先機関であった。


北館跡
鴻臚館は北館と南館の2つの施設で出来ており、北館の塀と門の跡が現在は平面復元されていた。画像の奥に見えるやや広くなった箇所が、北館の東門跡である。


北館東門跡
画像は北館東門跡から内部を見た様子で、現状内部には何も復元されていないため、ただの草地でしかなかった。


溝跡
前述のイメージ図にあるように北館と南館の間には深い溝が設けられていて橋が架かっていたようだが、現状は溝は完全に埋まっている為、全く面影が無い。


南館跡
一応、南館跡も塀の部分が平面復元されているが、こちらは北館と違って中央に現在の通路が通っていたり、南西部に鴻臚館資料館(画像左奥の建物)が建っていたりしているため、平面復元も不完全な状態になっている。