2023年1月8日散策。
住吉大社へ参拝した後は、15~16世紀の歴史を読んでいると出てくる「堺」という環濠都市跡を散策するため、堺市へと向かった。
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環濠 |
現在も西側と南側の環濠が残っており、環濠都市の面影はあるが、海側が埋め立てられているのと、現代のビル群が立ち並んでいるせいで、予め知っていないとただの川にしか見えないのは困ったところ。
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千利休屋敷跡 |
とりあえず、まずは堺の有名人である千利休(千宗易)の屋敷跡へと行ってみたが、ビルの隙間にご覧のスペースがあるだけで、なかなかショッキングな光景だった。一応フォローを述べると、画像のスペースは屋敷跡の一部分らしいので、本来はもっと広かったようだ。
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井戸跡 |
内部は小さな空き地になっており、千利休の石碑と画像の井戸があるだけだった。一応、ガイドの方も1名いて説明していただいたのだが、あまりにも見どころが少なすぎてこちらが申し訳ない気持ちになるくらいだった。
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住吉大社頓宮飯匙堀 |
千利休屋敷跡から少し東に行ったところに住吉大社頓宮があったので立ち寄って参拝したが、ここは夏越の祓の時に住吉大社から神輿を担いでやってくるゴール地点らしい。
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白夜の兎 |
ここにも住吉大社の神使の兎をモチーフにした石像があったが、ぱっと見では丘というよりは月にいる兎のようにも見える。
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極楽橋 |
環濠のうち東側は埋め立てられて今は土井川公園となっているが、この公園の中にかつて環濠に架かっていた極楽橋が移築されている。この橋は江戸時代のものらしいが、堺の町に入るために渡った橋を体験できる貴重な遺物である。
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商家:山口家住宅 |
堺の町は今ではビル等の現代建築だらけで、辛うじて寺社あたりに昔の面影が感じられるくらいだった。そんな中で、唯一商家の跡を体験できたのが画像の山口家だった。昔の農家や武家屋敷等の建物は今まで散々見てきたが、この建物はそれらとはまた違った作りになっていてなかなか新鮮な体験だった。
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鉄砲鍛冶屋敷 |
山口家を見た後は、地図にあった鉄砲鍛冶の屋敷も見に向かったが、こちらは残念ながら整備のための工事中でまだ公開されていなかった。それでも、この界隈は江戸時代のような建物がいくつかあり、堺の中では最も昔を感じられる場所だった。