2018年4月13日訪城。
信州から帰った1週間後、奥州の桜も本番を迎えていたので、宮城県の仙台市の秋保へと向かった。花見が目的ではあるものの、この時は温泉での保養も兼ねていた。
まず、向かった先は長館跡で秋保一帯の国人領主で後に伊達家の家臣となった秋保氏の居館跡である。秋保氏は平時はここで暮らしており、戦が起こった時は川の対岸の楯山城へと立て籠もった。
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長館跡の看板 |
館跡は今は住宅地や畑になっているが、看板や説明版がちゃんと設置されている。この看板の所にある八重の花の桜が綺麗だったが、少し垂れていたので枝垂桜だろうか。
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四の郭の土塁と外堀 |
看板のある場所は外堀の跡で、館跡の外堀はほとんど埋まっている為、この箇所だけ辛うじて確認出来る。左奥に見えるのは四の郭の土塁。
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三の郭の土塁と虎口跡 |
長館は舌状台地に築かれた連郭式の城のため、奥に進むと仕切のような郭間の土塁と、道が折れ曲がった虎口の跡が確認出来る。
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二の郭の虎口付近 |
二の郭の箇所でも道が折れ曲がってここが虎口で郭の境界だということが良くわかる。この先に進めばやがて主郭にたどり着くが、主郭跡は以前確認して民家と畑であるのは見ており、住宅地に長居はしたくなかったので今回はパスした。
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二の郭の土塁と堀跡 |
二の郭の土塁の外で道は分岐して一方は折れて主郭跡へ続いているが、もう一方は土塁の外の堀跡を通って川の方へと下っている。下った先には橋があり、その先は楯山へと続いている。
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川の対岸から見た主郭 |
画像は川に架かる橋から主郭跡を見た様子。郭の周囲は針葉樹で囲まれているが、以前主郭跡を訪れた時は大きな銀杏の木も1本あった。
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長館跡付近のソメイヨシノ |
館跡の桜は民家の庭先で非常に撮り辛かった為、館跡外側の道路沿いの桜並木を撮った。なお、ここから少し離れた場所にはかなり立派な枝垂桜もあって綺麗だった。