2019年1月12日訪問。
宇陀市から奈良市へと移動する頃には夕方になっていたが、大和西大寺駅から平城宮へと移動した。平城宮は奈良にかつて日本の首都があった頃の宮殿跡で、東西南北に約1kmもある広大な遺跡である。かつて1度訪れたことがあったが、今回かなり久方ぶりに再訪することが出来た。
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佐伯門跡 |
大和西大寺駅から平城宮を目指すと佐伯門跡から宮殿内部に入ることになるが、ここでは何か工事中のようだった。国営平城宮歴史公園の整備計画図を見ると何かゲート的な施設(朱雀門のような復元ではない)が出来るようである。
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復元事業情報館 |
以前来た時には無かった建物があったので立ち寄ったが、ここの内部は平城宮に関するPVシアターやミニ資料館のような場所だった。
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太極殿 |
平城宮の中心である太極殿は以前と変わりない姿だったが、この時は既に閉館時間になっており内部を見ることは出来なかった。
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南門跡 |
太極殿から内庭を挟んで南には政庁の正門である南門跡があり、ちょうどここが復元工事中になっていた。完成は2022年とのことなのでまだまだ先である。
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朱雀門から政庁の南門跡を見る |
平城宮跡内部を時計回りに散策したが東側は概ね以前と大きく変わった場所は無かった。その後、宮殿跡を横切る近鉄の線路を横断し、宮殿南の正門である朱雀門まで移動したが、やはり敷地がとんでもなく広いことを思い知らされた。画像は朱雀門から前述の政庁南門工事現場の覆屋根を見た景色だが、ここから向こうまで全て宮殿内部だというのだから恐ろしい。
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朱雀門 |
朱雀門も以前と変わりない様子で、本来は門を潜ることが出来るのだが、この時は時間切れで閉門となっていた。
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天平○○館 |
以前来た時は平城宮は観光地にも関わらず観光施設が全くないなと思っていたが、今回の旅では朱雀門の外に観光施設が新たに出来ていた。天平なんとか館と呼ばれる4つの施設があり、食事処や土産店、学習施設などそれぞれ施設の機能が別けられていた。また、駐車場やタクシー等のターミナルもここが兼ねているようだ。
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遣唐使船 |
この中でも特に面白かったのが復元された遣唐使船で、内部も無料で見ることが出来た。一応、船の雰囲気を出すために周囲は池になっているが、船は浮いているわけではないので揺れたりはしない。ちなみに近くの「天平うまし館」ではこの遣唐使船の過酷な旅が映像で上映されていた。