2019年6月23日日曜日

春の連休の旅:朝日館(福島県福島市)

2019年3月22日訪城。

郡山の片平周辺にて天候が悪化して来たため散策を切り上げ、雨雲を避けて北上し福島市内に入ったところで青空も見えていたため、福島市郊外のまだ訪れていない城跡へと向かった。向かった先は大森城からさらに西に向かった場所にある朝日館で、信夫庄司で有名な佐藤氏一族の信夫小太郎の居城である。

朝日館公園入口
県道362号から大森川の小川を渡って日吉神社に向かった場所が朝日館の北側の入口で、朝日館公園の駐車場もここにある。


日吉神社(鳥渡山王神社)
日吉神社は郊外にしてはそこそこ大きな神社で、説明を見る限りでは昔はもっと大きな建物があったらしい。創建は858年の藤原山陰と古く、朝日館の佐藤氏一族も信仰していたのだろう。


梅の花
神社の境内ではちょうど梅の花が咲いており、まだ色あせておらず綺麗であった。


日吉神社脇の広場
神社の本殿より一段高い場所に結構広い空間があり、公園整備で今の姿になったとは思うが、明らかに元々何かの空間があった場所である。神社の本殿より高い位置であることから、もしかすると朝日館の城主の屋敷はここにあったのだろうか。


山頂
とりあえず山頂まで登ってみるとそこは浄水場になっており、山頂の裏がすぐにしのぶ台の住宅団地になっている光景はなかなか衝撃的だった。これは団地の工事で山も削られたとみるべきか。とりあえず、山頂が元々この広さだった場合は本当に籠城時にしかしようしない空間だっただろう。


堀切跡
山頂から西の尾根に行くと堀切が確認出来る。堀切の先に四阿があり、古い石碑があったが文字は読めなかった。


四阿付近から福島市街を望む
あと、山頂は浄水場のせいで展望がイマイチだが、四阿のあたりからは遠く福島市街と信夫山が望めた。展望はなかなか良いので、佐藤氏一族がここに目を付けたのもわかる気がする。


虎口(外側)
西側から南にかけては団地で見るべきものが無い為、東側の山の斜面に向かったところ、虎口跡と見られる箇所が確認出来た。画像の箇所は登っていくと土塁に阻まれて道が折れ曲がるようになっている。


虎口(内側)
土塁の内側は小さな空間になっており、ある意味桝形に近いが、時代から見て桝形ではなく門を守る兵の番所があった場所だろうか。


陽泉寺の梅の花
虎口と見られる場所から東に降り、さらに坂を下りていくと陽泉寺の墓所に入るが、ここでも梅の花が咲いていてなかなか綺麗だった。


下鳥渡供養石塔
陽泉寺の北側で、朝日館中腹の北東端には国指定の文化財である下鳥渡供養石塔があり、画像奥の覆堂の中にあるのだが、石塔が中にあるということしか分からなかった。むしろ隣に聳えているデカい石塔の方が目立っている為、こちらと勘違いしそうではある。