2020年2月9日参拝。
武家屋敷散策の後、一旦昼食をとってから今度は桧内川を渡った対岸の雲然の集落へと移動した。当初は先週同様に雪が無ければ、この地にある田中館跡や月見堂跡等に行く予定だった。予想以上の積雪で断念せざるえなかったが、この時点では特に他に行き先が無かったので、結局付近まで行くことにした。
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雲然八幡神社
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雲然地区を通る県道10号を南下していると八幡神社の看板があり、そこから脇道に入った先に雲然八幡神社がある。この神社は八幡太郎こと源義家所縁の神社で、「後三年の役」の時に源義家が田中館の清原清斉を討つために陣を張った場所である。なお、争いを望まない清斉は、城を出て義家の本陣を訪れて和睦を結んだ為、合戦にはならなかった。
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二の鳥居
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社殿や狛犬などは普通の八幡神社といった感じだったが、二の鳥居だけは独特のものになっており、島木の部分が何かの木をそのまま使ったような感じになっている。あと、貫が突き出ていないので、神明鳥居にやや寄ったような明神鳥居の姿になっている。
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馬繋ぎ桜の説明板
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前述の義家がこの地に来た時のことが境内の説明板に書かれており、その時に義家が馬を繋いだ桜についての説明があるが、その桜は切株だけが保存されていて現存はしていない。
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田中館跡
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ダメ元で田中館跡にも行ってみたが、雪が膝まで積もっていて登山口まですらたどり着けなかったので断念した。一応、国土地理院の地図に登山道が描かれている為、雪さえなければ登れるはずの城跡である。