2021年1月5日火曜日

新春の奥久慈への旅:池田古館(茨城県大子町)

 2020年2月24日訪城。

鏡城から下山後はそこから500mほど北にある池田古館へと向かった。池田古館は佐竹氏家臣の滑川六郎の居館と伝わっており、佐竹義篤が白川結城氏から依上保を奪還した後に池田の地を宛がわれたという。


池田古館内部
池田古館は久慈川左岸にある方形単郭の平城で、久慈川の浸食の影響なのか元からなのかはわからないが、やや長方形の縄張りになっている。内部は画像の通り畑になっており、特に目に付くものは無かった。


北側の空堀
古館の西側は久慈川に接し、残りの3方向に空堀が掘られているのが今も確認できるが、特に北側の空堀がよく残っており、ここが一番の見所だった。


南側の空堀
東側の空堀は中華料理店の裏あたりは埋め立てられており、南東に僅かに確認できるが国道118号が通っているため元の幅が良くわからない。南側の空堀は北側に比べると小さすぎる為、畑の拡張などで埋められてしまった感じがする。