2019年12月15日訪城。
横沢館を散策した後は横沢館のすぐ東隣の丘の上にある茶臼館へと向かった。茶臼館は横沢館の出城で、湖岸方面だけでなく横沢館の死角の三森峠方面にも多少視界が利く位置にあるため見張り台としての役割があったと思われる。
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観音堂？
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茶臼館の麓には何らかの御堂があったが、もしかすると元は横沢館の城東観音堂だったものだろうか。
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馬頭観音
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御堂の隣には馬頭観音の石碑が並んでいたので観音堂かなと思ったが、石碑と御堂は関係ないのかもしれない。
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雷神社の鳥居
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御堂から小道を少し奥に行った場所に雷神社の鳥居があり、ここから丘の上に登る山道が付いている。山道は急な階段で明らかに神社のために後から造られたものであり、本来の城館の入口では無い。
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雷神社の祠
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山道を登り切った先には雷神社の祠があり、比較的最近造られたようで木材がまだ新しい感じだった。どういう経緯で祀られたものかは不明だが、横沢氏の本家の安積伊東氏の居館跡にも雷神社が祀られているため、案外関係あるのかもしれない。
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土塁
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ちなみに祠があるのは主郭跡の南端の土塁の上で、山道は土塁の上に直結していて曲輪内部には直接繋がっていない。
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主郭跡
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丘の上の主郭跡は長方形の曲輪になっており、内部は雑木林で足元には枝などが散らばっており所々に笹が生えていて歩きづらい。冬だからなんとか散策できたが、曲輪内部にはこれといったものは無かった。
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物見台
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主郭跡の北側には地山だった部分が残っていて、この上が丘の頂上だが主郭と違って曲輪としての加工が見られない為、物見台として利用していた場所と思われる。
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腰郭
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主郭跡と物見台の間に東の腰郭に下る坂があり、ここが主郭の虎口跡と思われる。虎口跡から腰郭に降りた場所が画像の箇所で、やや北側に傾斜しているため、茶臼館の本来の大手道は北側にあったものと思われる。なお、時間の都合で北東部は調べなかったが、北西部の丘が低くなった場所は墓地になっていた。
