2020年2月1日訪城。
白岩城の麓から小川を挟んですぐの段丘上には、佐竹氏家臣の多賀谷氏がこの地の領主だった頃の居館跡がある。白岩氏が段丘上に設けていた居館跡は利用せずに、同じ段丘上の別の位置に新築しているため、領民に新領主であることを明確に伝える等の意図もあったのだろうか。
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城跡?
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ただ、城跡想定地の段丘は開墾されていたり、開墾された後に荒れ地になった跡だったりして明確な痕跡は見当たらなかった。画像は想定地のやや北寄りの箇所で、奥に見える山は白岩城。
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城跡?
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画像は想定地のやや南寄りの箇所で、今は水田で北側よりやや高くなっている。画像右奥の外側には民家があるが、むしろそのあたりが居館跡かもしれない。
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薬師堂
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民家の脇の林の中には薬師堂があり、居館の跡地に寺や神社(祠等も含む)がよくあることを考えると、ここが多賀谷氏の居館跡の可能性が高い気がする。ただ、何にせよ城館跡のハッキリした遺構は見つけられなかった。