2020年2月22日訪城。
その2からの続き。
北柵御門付近から中三の丸へ入って弘道館周辺を散策後、有料区画の弘道館へと移動した。
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弘道館正門 |
弘道館の正門は東側にあるが、通常は閉鎖されており、当時も特別な祭典や藩主の出入り時以外は閉まっていたようだ。
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通用門 |
じゃぁ、何処から入るかというと正門から少し離れた位置にある通用門からで、当時の弘道館の学生もここから出入りしていた。現在はこの通用門前に料金所があるので、そこで入館料を払って内部へと入る。
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弘道館 |
弘道館は水戸城内では本丸跡にある薬医門と共に数少ない現存する建造物で、当時と同じ位置に今も藩校が残っていること自体がそもそも貴重だし、戦災も乗り越えているのでほとんど奇跡に近い。
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枝垂れのような梅 |
弘道館の庭には色々な種類の梅が植えられており、偕楽園ほどではないがちょっとした梅園となっている。いつもよく見る梅は天に向かって小枝が伸びるのだが、画像の梅なんかは枝垂れになっていて全く雰囲気が違う。
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梅の花 |
梅の花もよく見ると品種によって異なる色をしており、白からピンク、そして紅色と様々だった。
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ロウバイ |
中でも一番異様だったのはロウバイ(蝋梅)で、木の幹がそもそも他の梅と全く違う上に花は黄色で違いがハッキリしていた。なので、この木だけは今でも凄く印象に残っている。
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竹 |
庭園には梅以外に竹も植えられており、何気に弘道館玄関口の松と合わせて松竹梅が揃っているのが面白い。
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弘道館の庭での演武 |
この日はちょうど市内の武道団体(東武館だったかな?)の演武が行われており、しばらく見入ってしまった。内容としては「刀でこう襲われたらこう返す」を色々なパターンで見せており、意外と女性の方も居るのが印象的だった。
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文館跡 |
なお、余談になるが現存する弘道館の建物は現代で言う管理棟や舞台会場みたいな役割の場所で、学生たちが学問を学んでいた校舎のような建物(文館)は弘道館の北隣にあった。現在は建物は残っておらず、画像の通り梅林になっている。
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医学館跡前 |
文館以外にも武道を学ぶ武館や医学を学ぶ医学館などがあり、武館跡は現在は小学校、医学館跡は市民センターとなって建物や遺構は残っていない。なお、医学館跡前には幕末の名医である本間玄調の銅像が立っている。