2020年12月20日日曜日

新春の奥久慈への旅:袋田の滝(茨城県大子町)

2020年2月22日観覧。

「月居峠と前山」からの続き。

前山からの下山ルート
前山の山頂まで登った後はそのまま袋田の滝の上に降りるルートに入り、下山を開始する。下山ルートは一層道幅が狭く急になり、こんな場所に麓から資材を担いで登って階段を造った先人に頭が下がる。


断崖の下に袋田の集落が見える
それにしても道のある場所のすぐ隣が断崖絶壁なのはなかなか精神的にしんどい。眼下に袋田の集落が見える光景は絶景と言えば絶景なのだが。これだと登ってくる方が余計なものが視界に入らないので精神的に楽そうだ。


袋田の滝の上
急斜面をひたすらヒィヒィ言いながら下山すると滝の音がだんだん大きくなっていき、ついに袋田の滝の上付近までたどり着いた。上の方は画像の通り小さな落差がいくつかあるだけで、滝としてはあまり凄そうには見えない。


天狗岩
滝が見える位置から更に麓を目指して下山していくと、途中で道は垂直に伸びた縦長の岩と山の断崖との間を通っていた。どうやらのこの縦長の岩が天狗岩というらしいが、やはり天狗の鼻に似ているからだろうか?


麓の階段の注意書き
ついに麓の地面が見えて安堵したが、山道と麓を繋ぐ部分だけは鉄製の階段になっていた。そして階段には画像のような注意書きがあるのだが、実際に書かれている通り急階段で急斜面な道だったので、気軽に登ろうとか考えない方がいい。


袋田の滝の下段
下山した時点で既に袋田の滝の展望台の営業終了15分前くらいで急いで展望台に向かう。途中で滝の下段をちらっと見たが、そこそこ幅のある急斜面を滑るように流れる滝がなかなか迫力があってよかった。


展望台から見た滝の上段
エレベータで展望台に登ると滝の上段まで見えたが、ちょうど画像奥の落差の低い部分が先ほど下山途中に見た部分かもしれない。


展望台から見た滝の中段
滝は中段で2つに分かれて再び滝壺で合流しているが、滝壺自体が大小いくつかに別れており微妙に変化に富んでいる。ちなみに滝は公式には4段とカウントされているらしく、「四度の滝」という別名が付いている。


トンネル内部から見た滝
今回、絵になるなと思ったのがトンネル内部から見た滝で、トンネルの先で滝を見ている観光客のシルエットによってはかなり御洒落になりそうな感じがする。


恋人の聖地
なお、トンネルの別の箇所にはハートをあしらったオブジェがあり、恋人の聖地と書かれていた。どうやら日本全国に100ヶ所以上あるカップル向け観光地の一つらしい。ちなみに滝の上から二段目の位置にハートマークが見えるらしいが、滝の画像を見返してみてもそれっぽいものは見つけれなかった。