2019年5月1日訪城。
福島城の後は予定では十三湊の方に向かいたかったが、雨がきつくなって来た為に無念の撤退となった。その後、弘前へ戻る途中に雨が止んでいた藤崎町へと寄り道した。安藤氏の初期の居城とされる藤崎城跡へと立ち寄る為である。
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藤崎八幡宮 |
とりあえず城跡の目印である藤崎八幡宮へと向かった。この八幡宮は安藤氏の初代とされる高星丸が藤崎城を築いた時に、守り神として城内に勧請したもので、廃城後もこの地域の鎮守として大事にされたという。
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北側土塁 |
神社の本殿の裏に藤崎城の北側の土塁が残っている。城は長方形の縄張りだったようだが、北と東のラインは辛うじて確認できるものの、西と南のラインがどのあたりなのか現地を歩いても判らなかった。
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北側土塁断面 |
城跡には国道7号が貫通しているため、ちょうど道路のところで土塁は寸断されている。この土塁の断面のところに安藤氏発祥の地の碑と土塁の標柱が立っている。
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北側堀跡 |
土塁の外側には堀の跡が残っており、周囲より低い窪地になっている。この窪地は荒れ地や畑になって長く伸びており、城だけでなく城下町の堀でもあったと思われる。
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散ったソメイヨシノの花びら |
なお、八幡宮にはソメイヨシノの木がいくつかあったが、既に半分ほど散っており、境内には多くの花びらが敷き詰められていた。